見舞・祝賀記念
励ましや慰めの気持ちを伝え、さまざまな人生の節目を祝って。
お見舞いの場合、先方の心中を察し、気配りを忘れず励ますのが基本です。また、祝賀記念では、家を新築したり事業を始めるなど重要な節目に、心からお祝いする気持ちが大切です。
病気・怪我見舞
Q:いつ贈る?
入院直後や手術の前後は避け、相手の状況を確認した上で持参します。
Q:何を贈る?
- 病気によっては食べられないものなどがあるので、事前に確認を。
- お花を贈る場合、鉢植え、椿、菊などタブーとされる花もあります。
Q:表書き・水引は?
- 表書き/御見舞・祈御全快
- 水引/紅白結び切り(のし無し)
Q:気をつけることは?
- 面会は、他の患者さんに迷惑にならないよう、20分程度で引き上げましょう。
快気祝
Q:いつ贈る?
全快の報告と感謝の意味で、退院や床上げしてから10日後ぐらいに、お見舞をいただいた方全員に贈ります。
Q:何を贈る?
病気や怪我が後に残らないようにと、お菓子や石けんなどが多いようです。
Q:表書き・水引は?
- 表書き/快気祝・全快祝・快気内祝
- 水引/紅白結び切り
Q:気をつけることは?
- 予算は、お見舞いの2分の1が目安ですが、一律で構いません。
- 快気祝は、できれば礼状を添えて贈りたいものです。
災害見舞い
Q:いつ贈る?
緊急に必要があるようであれば、すぐに贈りましょう。ただ、状況を確認した上で、落ち着いた頃に持参した方がよい場合もあります。
Q:何を贈る?
生活必需品が第一ですが、できるだけ先方が必要なものを聞いてから贈るようにしましょう。
Q:表書き・水引は?
- 表書き/御見舞・災害御見舞
- 水引/短冊のみ(のし無し)
Q:気をつけることは?
- 被災地に贈るときは、使う側の気持ちを考え、新しいものを贈りましょう。
- お返しは不要です。ただし礼状を出すのをお忘れなく。
陣中見舞
Q:いつ贈る?
催し物の主催事務所や運動部の合宿などに、その時期に合わせ、励ましの気持ちを込めて品を持参するか届けます。
Q:何を贈る?
人の出入りが多いので、みんなで食べたり飲んだりできるものが喜ばれます。
Q:表書き・水引は?
- 表書き/陣中御見舞・祈念必勝・祈御健闘・祈必勝
- 水引/紅白蝶結び
Q:気をつけることは?
- 選挙事務所への陣中見舞は、法に触れる恐れがあるため要注意です。
新築祝
Q:いつ贈る?
落成後1~2ヶ月の間に行われる新築披露に持参するか、前日までに届けます。
Q:何を贈る?
趣味や家の大きさなどを考える必要があるため、事前に聞くのがよいでしょう。
Q:表書き・水引は?
- 表書き/御祝・御新築祝(新築一戸建)・御新居祝(マンションや中古一戸建)
- 水引/紅白蝶結び
Q:気をつけることは?
- ライターなどの火に関するものや、赤いものを贈ることはタブーとされています。また、目上の方に現金を贈るのは失礼になります。
- ご迷惑をかけるご近所の方にもご挨拶を忘れないように。
引越し
Q:いつ贈る?
引越し当日は避け、事前に届けるか、転居先に直接送る方がよいでしょう。
Q:何を贈る?
実用品を贈ることが多いようですが、希望を聞くのもよいでしょう。
Q:表書き・水引は?
- 表書き/御餞別・御餞・粗品
- 水引/紅白蝶結び
Q:気をつけることは?
- ストーブやライターなど火に関する品はタブーです。
- お返しは基本的に不要ですが、転居先からお礼状を。また、特にお世話になった方へは「御礼」として、その土地の名産品などを贈りましょう。
開店・開業祝
Q:いつ贈る?
開催される披露パーティに出席することが何よりのお祝ですが、お祝の品は、開店・開業日か披露パーティ当日までには届けましょう。
Q:何を贈る?
仕事関係の相手なら、招き猫やダルマ、時計などの縁起物を、友人知人になら、実際に事務所や店で使うものがよいでしょう。
Q:表書き・水引は?
- 表書き/御祝・御開店御祝・祝御開店・御開業御祝・祝御開業・祝御発展
- 水引/紅白蝶結び
Q:気をつけることは?
- 火に関するものはタブー、赤一色の花も避けた方が無難です。
- お酒を贈る場合、一升瓶なら箱に入れなくても失礼になりません。
景品・受賞
Q:いつ贈る?
ゴルフコンペなどでは大会終了後のパーティで表彰とともに景品を渡します。また、受賞されたことを知った時は、10日以内にはお祝の品を届けましょう。
Q:何を贈る?
参加者全員に渡す参加賞は、家庭で使える実用品や食料品がおすすめ。受賞のお祝には、縁起物の鯛や伊勢海老、お酒、果物などが一般的です。
Q:表書き・水引は?
- 表書き/御祝・祝○○○賞
- 引/紅白蝶結び